不用品回収の積み放題プランとは?
不用品回収を依頼する際の料金体系には、大きく分けて次の2つがあります。
基本料金は別途設定されているケースが多いです。
まとめて大量の不用品を処分したい時に便利で、軽トラックから3トン以上の大型トラックまでサイズに合わせた料金プランがあります。
車両費や処分費用、2階以上の階段料金などは、定額料金の中に含まれているケースが多いです。
不用品回収の積み放題プランのメリット
不用品回収を依頼する際、積み放題プランを選ぶ最大のメリットは、処分したい不用品の数が多い場合にお得だという点です。
たくさんの不用品を処分したい場合、単品回収で計算しようとすると割高になってしまいます。
不用品が大量に発生する場合には、積み放題プランを利用すると大きなメリットがあります。
また、不用品を自分で少しずつ処分するには、
②粗大ごみの申し込みが別途必要なもの
③上記①②のどちらにも該当しないため、特別な方法で処分をしないといけないもの
など、一つずつ手作業で分別する必要があります。
処分したい不用品が大量にある場合、膨大な時間と手間がかかります。
不用品回収業者に回収の依頼をした場合、回収可能なものであれば細かく分別する必要はありません。
当日に作業スタッフに回収してもらうだけで片付くので、自分でしなければいけない作業が最小限で済み、負担がかなり軽減されるのは大きなメリットです。
不用品回収の積み放題プランの落とし穴
家庭から発生する不用品の回収を依頼したいと考える時、多くの場合は数量が多かったり、かさが高かったり、わざわざ頼みたい理由があると思います。
そのため、積み放題プランの方がお得に決まっていると信じて疑わない人が多いんです。
でも、メリットばかりに思える積み放題プランは必ずしもお得とは限らず、デメリットもいろいろあります。
ここからは、積み放題プランの落とし穴について解説します。
“軽トラック”の積み放題プランは制限だらけ
引越し業者や不用品回収業者を利用した経験がない、もしくは少ない人だとあまり知らないかもしれませんが、一見するとリーズナブルな価格に設定されている軽トラックの積み放題プランは、実は制限だらけなので注意が必要です。
最大積載量は道路交通法で厳しく定められていて、上限値を超える荷物を積み込むのは「過積載」となり、道路交通法違反です。
①過積載の割合が100%以上
違反点数6点、懲役6ヶ月以下または罰金10万円以下
②過積載の割合が50%以上
違反点数3点、罰金4万円
③過積載の割合が50%未満
違反点数2点、罰金3万円
2015年からは罰則が強化されていて、最大積載量の2倍を超過して走行しているトラックの運転手は、即時告発の対象となっています。
即時告発の場合、100万円以下の罰金が課せられるケースがあります。
最悪の場合だと、運行管理者資格証の返納を命じられることもあり、そうなると事業所資格が取り消されてしまいます。
そんなことになれば死活問題なので、少しくらいオマケして1台で収まるようたくさん積み込んであげよう、などという業者はいないはずです。
道路交通法によって、積荷は車両の長さの10%までと定められています。
それ以上の長さのあるものについては、事前に出発地の警察で許可を得た上で、所定の位置に目印を付けるなどのルールに従う必要があります。
当日になって初めて長さ制限に引っかかることがわかった場合だと、即日で許可をもらうのは困難です。
数日かかるケースもあるので、事前にサイズをよく確認しておく必要があります。
追加料金がかかるかもしれない
積み放題だと思って安心していたら、積み込みが終わった後にいろいろな理由を並べて、追加費用を請求してくるタチの悪い業者もいます。
不用品が大きすぎると損の可能性あり
自分が処分したい不用品の数や重量に見合った最適なプランを選べていれば良いのですが、利用者側の無知をいいことに、雑な説明で積み放題の方がお得だと思い込ませる業者もいるので要注意です。
例えば、タンスやベッドなどの大型家具ばかりを積むと、5~6点くらいでトラックがいっぱいになってしまいます。
これだと、積み放題のメリットがありません。
処分したいもののサイズや重量によっては、単品回収を利用した方が安いケースもあるのだということをぜひ知っておいてほしいと思います。
ここに挙げたようなデメリットがない、安心で良心的な料金プランを用意している不用品回収業者をこちらの記事で紹介しています。
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