実はソファーはすごく汚い
ソファーは、普通に座るだけではなく、寝そべったりしてリラックスした体勢で使用することが多いのが特徴です。
無意識のうちにソファーに密着させている手足や頭、首、顔などから汗や皮脂、化粧品の成分が付着して黄ばみや黒ずみといった汚れの原因となります。
ソファーに座りながら、テレビやDVDを見ながらお菓子を食べたり、飲み物を飲んだりすることも多く、食べかすや飲み物がこぼれたシミによる汚れもできやすい場所です。
ハッキリ言って、実はソファーは室内にある家具の中でも、かなり汚いと思って間違いありません。
ソファーの素材別掃除方法・手順
では、そんな汚いソファーはどのように掃除すれば良いのでしょうか?
元清掃業者の僕の知識と経験から、家庭でもできるソファーの掃除方法や手順を、素材別にわかりやすく解説します。
布製ソファーの掃除方法
カバーを取り外せるタイプのソファーは、カバーを外して洗濯機で丸洗いするのがベスト。
簡単で一番キレイになるのでおすすめの方法です。
ただ、布地の素材によっては色落ちしたり、縮んだりする可能性もあります。
洗濯表示をよく確認して、素材に適した方法で洗いましょう。
自分で洗うのが不安な人は、クリーニングに出すのが無難です。
カバーが取り外せないタイプのソファーの掃除には、重曹を使うのが手軽でおすすめ。
アルカリ性の重曹は、皮脂や汗など酸性の汚れを落とすのにピッタリです。
重曹は手肌や環境にも優しく、小さなお子さんやペットがいる家庭でも安心して使えますよ。
【重曹を使った掃除方法】
用意するもの:掃除機、重曹、タオル
合皮製ソファーの掃除方法
合皮素材のソファーの多くは、洗剤を使って水拭きすることで汚れが落ちますが、長期間放置していた汚れは落ちなくなっている場合もあります。
しつこい汚れには、メラミンスポンジと重曹を使った掃除がおすすめ。
メラミンスポンジは、洗剤を使わなくても消しゴムのように汚れを削り落としてくれるので、頑固な汚れを落としたい時に便利です。
【洗剤を使った掃除方法】
用意するもの:重曹水(水100mlに対して、重曹小さじ1を混ぜたもの)、拭き掃除用洗剤、タオル、メラミンスポンジ
合皮の素材や色によっては、洗剤や重曹を使うと変色や変質をしてしまう可能性があります。
あらかじめ目立たない部分に洗剤や重曹を少量付けてみて、変色や変質をすることがないかよく確認してから掃除を始めましょう。
本革製ソファーの掃除方法
革製ソファーは、布や合皮のソファーとは異なり、とてもデリケートな素材です。
一般的な革製ソファーは、レザークリームなどを使って磨く方法が知られていますが、製品によってお手入れに適した方法が異なります。
購入時の取扱説明書に書かれているお手入れ方法をよく確認して、慎重に掃除しましょう。
汚すぎる・劣化したソファーは買い替える
ここまで、ソファーの素材別におすすめの掃除方法や掃除の手順について解説してきました。
掃除をしても綺麗にならないほどに汚れが酷すぎるソファーや、素材自体が劣化してボロボロになったソファーは、思い切って買い替えを検討しましょう。
汚れや傷みが酷いソファーを処分するには、自治体の粗大ごみに出す方法がありますが、指定場所まで自分で搬出しないといけない場合、なかなか大変です。
申し込みから回収当日まで日数がかかるケースもあり、受付時間が日中だけのところもあるため忙しい人にはハードルが高い方法かもしれません。
また、自治体のごみ処理施設に持ち込む方法もありますが、サイズが大きいと自家用車に積み込めない可能性があります。
部屋から搬出して積み込むまで業者に全てお任せできるので、便利で安心です。