ベランダにはどんな汚れがある?
ベランダは雨や風、土や砂、ホコリなどで汚れやすい場所です。
しかし、室内でも玄関でもないため、つい掃除をサボってしまいがちではないでしょうか。
ベランダにはどんな汚れがあるのか、具体的に解説します。
土・砂
ベランダの汚れの原因として真っ先に挙げられるのが、土や砂です。
風によって舞い上がった土や砂がどこからともなくやってきます。
手すりを触ったら手が汚れたり、床やザラザラしていたり、ベランダ用に置いているスリッパを履いたら、靴下が汚れたといった経験がある人もいると思います。
ベランダに植木鉢を並べている人は、さらに注意が必要です。
土や砂に加えて葉っぱや枝などが溜まってくると、排水口が詰まって水はけが悪くなってしまいます。
大雨の後、気づいたらベランダに苔がびっしり生えていた、なんてことにもなりかねません。
ホコリ
ベランダで洗濯物や布団を干す家庭は多いと思います。
衣類や布団についている繊維くずや小さなホコリが、積もり積もってベランダの隅に溜まってきます。
こうしたホコリも、汚れの原因のひとつとなります。
排気ガスの油
ベランダの汚れで意外に気づいていないのが、自動車からの排気ガスの油汚れです。
近隣の環境にもよりますが、交通量の多い道路に面した立地の住宅の場合、排気ガスが原因の油汚れが発生しやすいと言えるでしょう。
キッチンの油汚れを放置しているとなかなか落ちなくなるのと同様に、ベランダも放っておくと汚れが蓄積されてしまいます。
鳥の糞
ベランダには、鳩やスズメなど鳥の糞が付くこともあります。
鳥の糞が付着したままにしていると悪臭の原因になるだけでなく、菌が潜んでいる可能性もあるため健康面への影響も気になるところ。
見つけたら早めに対処しましょう。
鳥が寄り付かないような対策も、併せてしておくと良いですね。
ベランダの掃除方法
ベランダの汚れの原因がおわかりいただけたと思います。ここからは、元清掃業者の僕がおすすめするベランダの効果的な掃除方法について、わかりやすく解説していきます。
ちなみに、ベランダの掃除をするのは、小雨か曇りの日を選ぶのがおすすめです。
その理由は、湿度が高いと空気中の微細なゴミの粒子が水分を含んで重くなるため、晴天で空気が乾燥した日よりも地面に落ちやすくなるからです。
掃除箇所
ベランダの掃除で特にポイントとなるのが、床、窓、手すり、排水口、エアコンの室外機、物干し竿などです。
用意する物
ベランダには、屋外ならではの様々な汚れがあります。
それぞれの汚れに応じた掃除方法を予め知っておけば、汚れを簡単に落とすことができて掃除がスムーズに進みます。
ベランダの掃除をする際に用意すると便利なのは、次のようなアイテムです。
- ほうき
- ちりとり
- ゴム手袋
- マスク
- 重曹
- 霧吹き
- カビ取りスプレー
- 消毒用アルコール
- 雑巾
- バケツ
- デッキブラシ
- 使い古しの歯ブラシ
- スポンジ
- 新聞紙
- ゴミ袋
掃除手順
下準備
まず、ベランダに物のない状態するところからです。
植木鉢や日よけのシート、テーブルセット、ウッドパネルなど、普段ベランダに置いてあるものはいったん全て室内に移動させて、物のない状態にしておきましょう。
また、掃除に使うものはいちいち部屋の中まで取りに行かなくても良いように、ベランダのすぐそばにまとめて置いておくと便利です。
これらの下準備をしておくだけでも、掃除にかかる時間を短縮できますよ。
手順
余談ですが、掃除をすることで普段何気なく使っている物干し竿の状態や使い勝手など確認することもあるでしょう。
物干し竿が劣化していた場合、物干し竿を処分をする場合は自治体で粗大ごみとして処分する方法が一般的です。
ただ、粗大ごみとして出すためには事前の申し込みが必要となり、その日にすぐ捨ててしまえないため面倒だと感じる人もいるかもしれません。
引っ越し等の理由でまだ綺麗な状態のものや未使用で残っていた物干し竿がある場合なら、ネットオークションやフリマアプリで売るのもアリです。
ただし、発送するのが大変なので、買い手が直接取りに来てくれる場合に限定すると良いかもしれません。
他に処分したい不用品がある時は、まとめて一緒に引き取ってもらうのがおすすめです。
ベランダを掃除する際は「水」の使用に注意
ベランダの掃除方法で気を付けたいのが、水の使い方です。
マンションのベランダは、お隣の部屋と排水溝を共有しているところも少なくありません。
そもそも、規約で大量の水を流すことを禁止しているところもあります。
掃除に取り掛かる前に規約をよく読んで確認しておきましょう。
水で一気に洗い流して、手っ取り早くスッキリさせたいと考えている人は、規約違反やご近所迷惑にならないよう、くれぐれも気を付けてくださいね。
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