掃除機の吸い込み(吸引力)が弱い・落ちた原因
普段のお掃除で出番の一番多い道具と言えば、やはり掃除機なのではないでしょうか。
掃除機の吸い込み(吸引力)が落ちてくると、掃除に時間がかかるのでとても不便ですよね。
今回は、掃除機の吸い込みが弱くなる主な原因と、それぞれの原因に対する解決方法について解説します。
①フィルターの詰まり
掃除機の吸い込み(吸引力)が弱い・落ちたと感じる時の原因で、一番多いのがフィルターの詰まりです。
フィルターは不純物を取り除くために欠かせないものですが、ホコリや髪の毛などが溜まって目詰まりを起こすと、吸引力が弱くなってしまいます。
吸い込みが弱いと感じた時、故障かなと思った時はフィルターが詰まっていないか確認しましょう。
②ホースの途中で詰まっている
フィルターに問題がないのに吸い込みが弱い時は、ホースの途中で物が詰まっている可能性が考えられます。
ビニール袋や靴下、子どものおもちゃなどを気づかないうちに吸い込んでしまい、それらがホースの途中で詰まっていると吸引力が一気に落ちます。
ホースをチェックしても中に何も詰まっていなかった時は、ホースが破れたり裂けたりしていて、空気が外に漏れ出ているケースもあり得ます。
そうした異常がないか、併せて確認してみましょう。
③紙パックがいっぱい
紙パック式の掃除機の場合、紙パックの中のゴミが満杯になっていて、吸引力が落ちます。
また、メーカーが推奨している純正の紙パック以外の安い紙パックや、サイズが合っていない紙パックを使っている場合や、セットする方向を間違っている時にも、吸い込みが弱いと感じる場合があるので気を付けましょう。
④故障や寿命
フィルター、ホース、紙パックに問題がなかったのに吸い込みが弱い場合、掃除機本体の故障あるいは寿命が近づいている可能性が考えられます。
購入してからの期間や掃除機の状態にもよりますが、修理を依頼するか買い替えるかのどちらかが必要になってくるでしょう。
掃除機の吸い込み(吸引力)を復活させる方法
掃除機の吸い込みが弱い、吸引力が落ちたと感じた時、復活させるにはどうすれば良いのでしょうか。
ここからは、掃除機の吸い込み(吸引力)を復活させる方法について解説します。
紙パックを交換する
機種によっては、紙パック交換のタイミングをお知らせするランプが点灯するものもありますが、ランプが点灯していない場合でも吸引力が落ちたと感じる時は、紙パックを交換してみましょう。
交換の際は、掃除機の機種に適合した紙パックを選ぶのが大事なポイント。
できれば、メーカーの純正品にすることをおすすめします。
セットする方向を間違えないように正しく取り付けたら、吸引力が戻るかどうかを確認してください。
紙パックの入口付近はゴミが溜まりやすい場所なので、紙パックを交換するついでにゴミが詰まっていないかチェックして、こまめに取り除きましょう。
フィルターを掃除する
フィルターの詰まりを取り除くことで、吸引力が復活するケースは多いです。
フィルターを取り外して、付属のブラシで吸気側と排気側の両面に詰まっているゴミをこすり落とし、水洗いをしてよく乾かします。
フィルターを掃除してもまだ吸い込みが弱いと感じる時は、フィルター自体に不具合が出ているのかもしれません。
取扱説明書等で確認して、メーカーから新しいフィルターを取り寄せて交換することも検討しましょう。
掃除機の各パーツを掃除する
紙パックとフィルター以外の、掃除機の他のパーツも1つずつ丁寧に掃除してみるのも有効な方法です。
パーツの隙間に小さなゴミが溜まっていることもあります。
また、ホースは折れ曲がっていて、中に入り込んでいる異物がうまく取り出せないケースもあるので、無理に取ろうとして壊してしまわないよう気を付けましょう。
難しい時は専門業者に依頼することをおすすめします。
掃除機の買い替え時期
掃除機本体の寿命が原因で吸い込みが落ちている場合、諦めて買い替えた方がお得になるケースは結構多いです。
吸引力以外にも使用中に
- 極端に高温になる
- 異音がする
といったトラブルが発生しているなら、寿命の可能性が考えられます。
掃除機の寿命は、だいたい6～7年くらいなのが一般的です。
もし、時期的に該当するなら、そろそろ寿命かもしれません。
買い替えも検討してみましょう。
掃除機の買い替えにおすすめの時期は、年に2回あります。
不要になった古い掃除機は、自治体の粗大ごみとして出すか、新しい掃除機を購入する家電量販店で引き取りを依頼することも可能です。
また、不用品回収業者に依頼して回収に来てもらう方法もあります。
掃除機1台くらいでわざわざ来てもらうなんて申し訳ない、と考える人もいるかもしれませんが、たいていの業者は掃除機1台からでも回収に来てくれます。
気軽に問い合わせてみると良いでしょう。
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