洗濯機が臭い原因は主にカビ
ふとしたタイミングで、洗濯機が臭いと感じた経験はありませんか?
ちゃんと洗ったはずの洗濯物が何だか臭いのが気になって、洗剤や柔軟剤を変えてみたけど改善されなくて悩んでいたら、実は洗濯機そのものが臭かったというケースは結構よく聞きます。
洗濯機が臭い原因は、主にカビによるものです。
カビが発生するのには、3つの条件があります。
- 湿度
- 栄養
- 温度
洗濯槽の中は水滴が残っていることが多く、常に湿度が高い状態になっています。
また、カビのエサとなる洗剤や石鹸の溶け残りのカスが溜まりやすい環境です。
季節や洗濯機の使用頻度などの条件にもよりますが、洗濯機の温度が上がると3つの条件が揃うことになり、カビが発生します。
洗濯機が臭い時に効果的な掃除方法
洗濯機が臭い時には、洗濯槽の掃除をしましょう。
洗濯機のタイプや、日頃の掃除の頻度に適した洗濯槽クリーナーを選ぶのがポイントです。
ここからは、洗濯槽クリーナーを使った効果的な掃除方法について解説します。
どの洗濯槽クリーナーを使うか決める
洗濯槽クリーナーには、「酸素系クリーナー」「塩素系クリーナー」「重曹」の3種類があります。
それぞれ特徴が異なるので、よく比較・理解してからどのタイプの洗濯槽クリーナーを使うかを決めましょう。
洗濯槽クリーナーを使った掃除例
洗濯槽クリーナーを使ったお掃除の仕方の一例をご紹介します。
*事前準備
洗濯槽にセットされているゴミ取りネットや柔軟剤のポケットなど、取り外せるパーツを取り外し、歯ブラシやスポンジでこすり洗いする。
プラスチック槽やステンレス槽にも使えます。
酸素系クリーナーと同様に、40~50℃くらいがおすすめ。
※塩素系のクリーナーは85℃以上で分解して塩素ガスが発生するため危険です。高温のお湯は不可。
「槽洗浄モード」があれば、槽洗浄モードを選んでスタート。
なければ、標準コースで「洗い」~「脱水」までの1サイクルで回す。
洗濯槽のお掃除の頻度は、月1回が理想です。
月1回ペースでできていれば、酸素系クリーナーでOK。
でも、忙しくてそこまでできないという人は、最低でも半年に1回は塩素系クリーナーで掃除しましょう。
掃除をしても臭いが取れない場合
洗濯槽クリーナーで掃除をしたのにまだ臭いがする場合は、排水トラップの不具合が原因かもしれません。
排水トラップとは、汚れた水を流す排水管の途中に設置されているパーツです。
下水の臭いが上がってくるのは、
- そもそも排水トラップが設置されていない
- 排水トラップが汚れている
- 排水トラップの中の水がなくなっている
正しく設置されていて、水量不足や汚れが溜まった状態になっていないか確認して、適切に対応しましょう。
プロに頼んで分解洗浄をしてもらう
洗濯機を購入してから長い年数が経っている場合、洗濯槽の裏側を完璧にキレイに掃除するのは難しいです。
洗濯機を買い替える
ここまで解説した掃除などの対応をしてもダメだった場合は、洗濯機の買い替えが必要です。
洗濯機は家電リサイクル法の対象品目のため、自治体では処分できません。